この度、神戸ほくと病院では神戸学院大学 栄養学部から２名の実習生をお迎えし

病院実習を行いました。

７月初旬から３週間にわたり毎日の厨房での作業をはじめ、栄養指導の症例

食材の検収などの実習を経て、最終日には入院病棟で患者様に糖尿病の集団指導を

実施いただきました。

写真は、最終日の講義の様子です。

以前は患者様に糖尿病の方向けの食事を召し上がっていただきながら

講義を行っておりましたが、今回は集団での食事は見送り、講義のみを

行う形式で実施いたしました。

新型コロナウイルス感染症が蔓延してからも、栄養科では実習生の

受け入れ自体は行っておりましたが、患者様に直接的に接することや

病棟での実習は中止しておりました。

前回の記録を確認すると患者様に向けた集団指導という点では

令和元年１１月以来の実施であることが分かりました。

完全な収束ではないものの、少しずつコロナ禍以前の行事や

患者様と接する機会を取り戻せるように意識して取り組んで

いきたいと思います。

もちろん、安全を最優先にした上でのことになりますが。

短い期間ではありましたが、元気のみなぎった学生さんの言葉や行動に

いつもよりも当院の中が活気にあふれた爽やかな雰囲気にしていただきました。

実習を通じて、こちらも学ぶことが多くあったと思います。

当院では地域のみなさまに適切な医療を提供すると同時に、次の世代の医療人を

育成する責任があると考えております。

この責任を達成するため、医療系等の学生の実習を行っております。

こうした医療系等の学生がみなさまの診療を担当する医療チームに参加する

ことへのご協力とご理解をお願いいたします。

なお、実習生には、医師や他の病院スタッフと同様にみなさまの個人情報と

プライバシーに関して守秘義務が課されています。